躁うつ病(そううつびょう)とは

躁うつ病(そううつびょう)は、現代のストレス社会における心の病のうちの一つと言えると思います。
人間の心、精神および肉体等をコントロールしているのは我々の頭の中にある脳です。この繊細な脳が現代社会の様々なストレスに苛まれて、うまく機能出来なくなり、自己制御が出来なくなって症状として現れてきたのではないでしょうか。
躁うつ病(そううつびょう)は、双極性感情障害(そうきょくせいかんじょうしょうがい)とも言われ、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患です。
一生涯の内、発症する確率は0.2〜1.6%で、うつ病の6〜15%に比べると低いのですが、いったん回復しても再発することが多く、生涯にわたり治療が必要になる場合が普通です。
発症は若年に多く、男性は26歳までに、女性は25歳までに95%が発症し、男女による性差はほとんどないそうです。

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躁うつ病(そううつびょう)の症状〜躁状態

人間は感情的動物であるため、場面によって多少は気分が高揚したり落ち込んだりすることは、誰しもが経験することです。しかし、躁うつ病(そううつびょう)の人の場合は、その気分の表れは異常です。
躁状態は、異常なほど高揚した気分が続く状態です。高揚した気分が続くだけなら良いのですが、症状が悪化するとイライラして怒りっぽくなります。また、本人はエネルギーに満ち、快いと感じています。
診断基準としては、眠らなくても元気であったり、一日中喋っていたり、気が散って一つのことに集中できないなどの状態が1週間以上続き、普通の社会活動や人間関係に著しい障害を生じる場合です。
躁状態のように社会活動や人間関係に著しい影響はないのですが、基本的に躁状態と同じ症状がある場合は、軽躁状態と定義されます。

躁うつ病(そううつびょう)の症状〜うつ状態と治療

うつ状態は、躁状態とは対照的に、気分が落ち込んだ状態です。
何をしても気持ちが晴れず、空虚感・悲壮感につつまれる「抑うつ気分」と、以前までは楽しめたものにも楽しみを感じず、感情が麻痺した状態である「興味・喜びの喪失」が主要な症状です。
また、自分が価値のない人間だと思い込んだり、それにより最悪の場合は自殺を考えたりしてしまうこともあります。
躁うつ病(そううつびょう)は、この躁状態とうつ状態を繰り返す病気です。躁状態とうつ状態の交代は、急になることもあり、そうなった場合は周りの人から見ると全くの別人と見えてしまいます。
躁うつ病(そううつびょう)の治療は、躁うつの変動を抑制するための気分安定を目的とした薬物療法が主体となります。また、再発をコントロールするための疾患教育や、ストレス管理のためのカウンセリングなども重要になってきます。
そして何より大切なのは、周りの人の理解と協力ではないでしょうか。
躁うつ病(そううつびょう)は病気であると理解し、暖かく見守ってあげられる寛容ある社会を築いていければいいのですが。

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